今年度の4月スタートは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止になりました。
しばらくの期間、集合研修の形を取らないで研究会・勉強会・セミナー等をやっていくことになり、
その一発目として、このビジネスモデル研究会をオンラインでやってみよう!ということに
なりました。
今回はSTC3にて初のオンライン勉強会になりますので、スムースに進行できるかわかりませんが、
その時はご容赦下さいますよう、お願い致します。
<オンライン勉強会の参加方法等>
・Google Meet (Google Hungout)を使います。
・参加者全員に共通のビデオチャットURLをお送りします(開始前にメールでお送りしますのでお待ち下さい)。
・ヘッドセットもしくはマイク付きイヤホンをご用意ください。
・画面共有で資料を掲示しますので、PCまたはタブレットをご利用ください。
・安定したネット環境をご準備ください。
◆日時:令和2年5月15日(金)18:00~20:00
◆参加費:無料
◆対象:STC3会員様、今までBM研に参加して下さった方々など
◆テーマ:アフターコロナのビジネスモデルを考える
『自動車のビジネスモデル比較とアフターコロナ』
<概要>
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新型コロナ感染拡大に伴い、世界的な影響があらゆる地域のあらゆる業界、
社会、生活に出ています。
各業界で日毎に衝撃的なニュースが飛び交っています。
中でも先月20日には、米ニューヨーク商業取引所で新型コロナウイルスの
感染拡大に伴う需要の枯渇により、史上初めて、ニューヨーク市場で
原油の先物価格が事実上買い手がつかないマイナス圏(1バレル当たり
マイナス37.63ドル)となりました。
これは、新型コロナによる世界的経済停滞を象徴する出来事の一つです。
コロナに端を発した経済や生活の大きな変化は、私たち個人の価値観を
180度変えてしまう可能があると言っても良いかもしれません。
価値観が変わる時、ビジネスやビジネスモデルはどう変わるのか、
または、どう変えるべきなのか。
皆様と一緒に、アフターコロナのビジネスモデルについて考えたいと思います。
(今回のお題)
『自動車のビジネスモデル比較とアフターコロナ』
ビフォアコロナの価値観の1つに「所有からシェアへ」というものがありました。
この価値観を生み出し、そして支えたのが「シェアビジネス」です。
シェアビジネスとサブスクリプション(定期課金)を組み合わせた
ビジネスモデルによって成功するパターンも多くみられました。
ビフォアコロナにおける「シェア」について少し考えてみましょう。
[ビフォアコロナ]
・テクノロジー(スマホなど)の進化で他者と共有することが容易になった
・物質的な豊さなどによって、所有の欲求が下がった
・所得格差や不確実な情勢もありサブスクリプションが受け入れられた(特に若年層が顕著)
・「サブスク」という言葉が広く使われるようになった
・シェアリングエコノミーというスタイルが様々な分野で広がった
次に、一部の日用品の供給が実質的に絶たれ、所有(購入)が
困難を極めてている状況で、アフターコロナを想像(妄想)してみます。
[アフターコロナ]
・経済情勢が低迷し、不安感から継続課金を控える(かも)
・他者との接触を控えるため他者への依存度を下げ、自前主義になる(かも)
・感染症の不安から他者と共有することを控える(かも)
・あらゆる業界でオートメーション化やセルフサービスが正義とされる(かも)
・信頼または保証のあるコミュニティに属することを求める(かも)→会員制〇〇など
などなど
このような変化の可能性の中で、アフターコロナのビジネスモデルは
どう変化するべきなのかを以下のビジネスモデルを比較することで検討します。
(1)トヨタのKINTO(クルマのサブスク)
https://kinto-jp.com/
(2)Hondaマンスリーオーナー
https://www.honda.co.jp/monthlyowner/
(3)その他のトピック
・タイムズカーシェア
コロナ対策:https://share.timescar.jp/news/2020/0417/
ナイトパック:https://share.timescar.jp/campaign/nightpack20200306/
・中古車ガリバーが全国1万名に無償レンタルを実施
https://ascii.jp/elem/000/004/010/4010344/
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<参考>
毎回盛り上がっているビジネスモデル研究会は、価値創りの方法、
価値の提供方法について、分析・議論する勉強会です。
本研究会では、分析対象企業の有価証券報告書・WEBサイト・
プレスリリースなどを参照し、「財務分析*」と「ビジネス
モデルキャンバス」を用いて分析します。
*財務分析は「税理士法人ナレッジラボ」様にご協力
いただいております。
また、3ヶ月に1回、帝国データバンク様との共催で、帝国データバンク様が選ぶ、“いい会社”の社長さんを
ゲストにお招きし、生の声を聞かせていただいております。
※今年度の上期については、帝国データバンク様との共催は未定です。
<2020年度スケジュール(予定)>
5月15日(金)
6月19日(金)
7月17日(金)
8月21日(金)
9月18日(金)
後期の日程は、確定次第更新致します。
募集情報
公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)
創業人財育成支援部 イノベーション創出コミュニティ(STC3)事務局
TEL:075-315-3657
E-mail:stc3office[at]astem.or.jp([at]を@に書き換えて宛先としてください)