2020年1月17日(金)に行われたビジネスモデル研究会では、小売業界の世界的企業であるAmazonとウォルマートを比較分析しました。
アマゾンとウォルマートの1番の特徴は実店舗の有無です。
昨今のビジネスモデルでは、実店舗などのリアルアセットをもたない方が良いと言った風潮があります。工場を持たず設計やデザインのみを行うファブレスメーカーなどが好例です。
そんな中、巨大なアセットを持つ、アメリカのスーパーマーケット「ウォルマート」は直近10年で売上高は微増、営業利益は微減となりながらも、営業利益率5.4%(直近10年の平均)という堅牢なビジネスを展開し、2018年1月の年間売上高は過去最高の約5000億ドルとなっています。
一方で、アマゾンはこの10年で売上高が約11.5倍(総売上高 約2328億ドル、2018年)という急成長を遂げています。今世紀初頭には頭角を表した独自のポータルサイトは、ネット通販の先駆けとして、優れた商品検索性や、レビューシステム、レコメンドシステムを有しています。また、アマゾンプライム会員(年間プラン4,900円(税込)、2020年1月現在)という有料会員になると、様々な特典が得られます。翌日配送・送料無料や、アマゾンプライムビデオというプライム会員なら追加料金なしで高画質の映画などが見られるなどなど。
また、アマゾンはAWSなどのIT系のサービスが特徴です。自社のITリソースを分割/販売するという手法で成功しています。
今回のビジネスモデルの比較では、小売という視点で比較をしています。
顧客のJob To Be Doneを「買い物時間がもったいない」と考え、それぞれのビジネスモデルの特徴や差異を議論しました。
下記のビジネスモデルキャンバスは、研究会の時間内で作成した未完成のものとなります。
ぜひ、ご意見等いただけますと幸いです。何卒宜しくお願いいたします。