今回のビジネスモデル研究会のキーワードは、プラットフォーム、余剰資産、業界構造の変革です。
分析対象企業は、「ラクスル株式会社」です。
有価証券報告書をベースに財務分析とビジネスモデルキャンバスを使って分析します。
事前資料
事前に下記の資料を閲覧いただきますと幸いです。
ラクスルの有価証券報告書(H30.04 有価証券届出書(新規公開時))
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前回のビジネスモデルキャンバス
20180824BM研究会・ネットプリント3社比較
今回のテーマ「ネット印刷」について
ラクスル株式会社は、『「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という企業ビジョンのもと、デジタル化が進んでいない伝統的な業界をインターネットによって効率化し、既存の産業構造に変革をもたらすべく、様々なサービスを展開(ラクスル株式会社HPより)』しており、代表的なサービスである「ネット印刷」を分析します。
印刷業界全体をみると、経済産業省「平成25年工業統計表 産業編」によると、2013年の印刷・同関連業の売上高(製造品出荷額等)は前年比1.3%減の5 兆5450 億円。
業界構造をみると、凸版印刷、大日本印刷がそれぞれ約27%(2社あわせて6割近く)のシェアをもっており、近年この印刷大手2強が電子書籍に本格参入するなどの動きがあり、今後も印刷業界の市場規模は縮小が予想されています。
今回のテーマである「ネット印刷業界」においても大手2社(プリントパック社、グラフィック社)が不動の位置をしめ、2社ともに、この10年大規模な設備投資を行い、高いシェアと高利益率を確保しています。
そんな中、企業としては若い、新参者のラクスル株式会社が仕掛ける「ネット印刷プラットフォーム」は業界シェアを獲得し得るのか?プラットフォーム成功のキモとなるのは、一体何なのか?参加者の皆様と議論をしていきたいと思っています。
ネット印刷業界については、前回のビジネスモデル研究会の際に共催の帝国データバンク様より、ネット印刷大手2社(非上場)とラクスルの3社比較を行いました。
前回ご参加いただいた方にも是非お越しいただき、議論を深めて頂けますと幸いです。
協力企業:税理士法人ナレッジラボ
募集情報
公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)
創業人財育成支援部 イノベーション創出コミュニティ(STC3)事務局
TEL:075-315-3657
E-mail:stc3office[at]astem.or.jp([at]を@に書き換えて宛先としてください)